小さなおかみ通信

東京でいわゆる"まちづくり"なるものに片足つっこんでいる毎日

ゆっくりいそぐ

今更ながら「ゆっくり、いそげ」を読む。

誕生日にいただいたもの。じっくり読もうかと思ったけど、共感ポイントが炸裂して止められなかった。

 

印象に残ったところ

・特定少数ではなく特定多数

 お店のときに思っていた、「どうしても拭えない内輪感」「スケールしていかない感覚」を見事に言い当てられた気持ち…。フォロワー(支持者)が3000人がひとつの収支基準というのがすとーんと腹落ち。うん。

 

投げ銭はつづかない

 気持ちが清算されてしまうから。次につなげるための余韻、もうちょっとほしい!で止める気持ち良さ。

 

そのほかにも、出資者の方々に対する関係性の作り方や受け止め方なども一定して、目線は対等に、でも、始まりの気持ちはgiveから。なんてところ、を冷静に書かれていて、ため息でそうになった。ほう。

 

頼り頼られる関係性を広げたり、いろんなひとが関わった方がおもしろい。でもその代わりめんどくささも増える。そのめんどくささを引き受けられるひとなんだな、影山さんは。

 

お金ではなく気持ちだったりソフト面を重んじてすっぱりやめる(ビーフシチューのくだり)などは、あとあとから考えると絶対によい決断だった、と言えることなんだと思う。そのときにずるずると、その日の売り上げだけを考えてなにかを続けることに意味なんかない。でも、売り上げという数字で実績をだされるとぐうの音もだせない。それがコミュニティカフェ的な現場のリアルだと思う。影山さんレベルのトップが、こうやって哲学を発信できる状態になると幸せだろうなぁ。現場が。

学生のときに関わったクラウドファンディングで学んだいちばん大きなことは、何事も感謝からはじまるということだった。感謝するっていうことを体感したのがクラウドファンディング。その辺りに実感を答えあわせしてるみたいに読んだ。

実際働いていた方々はどう思っていたんだろう、とか気になる点もいくつかありつつ、クルミドコーヒーに行きたくなった。やっぱりボスになるなら本を出したいなぁ。